【公認会計士試験】1日の勉強ルーティン【基礎期編】

勉強方法

Hallo, guten Tag!

公認会計士のHiroです。

今回はインスタグラムでご質問いただいた『1日の勉強ルーティン』について、基礎期と上級期の2回に分けてお話したく思います!
あくまで私の経験ではございますが、ご参考になればと幸いです!

では、Los geht’s!

基礎期の定義

基礎期の定義って各予備校ごとに違うと思いますので、ここでいう基礎期とはそれとは別に、私なりに定義づけようと思います。
各科目の基礎授業を1週している期間

少し抽象的で恐縮なのですが、要するにいわゆる本試験に出やすい各科目のA論点を授業で受けている段階を、ここでは『基礎期』といたします。
そしてそれ以降を『上級期』と定義します。

1日の勉強時間

まずは基礎期における1日の勉強時間ですが、平日5時間、休日8時間が基本でした。
もちろんそこから追加で勉強する日もあれば、多少サボった日もありますが、平すとそんな感じでした。
前提として、私は当時フリーターでしたので、ここで言う平日とはシフトに入っている日のことで、1日の勉強時間はそれに左右されていたんですよね。
基礎期は週に4-5日、17時までバイトしてましたので、そうした日はバイト後にTACで授業を受ける、もしくは自習してました(この時期はほぼ授業ですが)。
僕の勉強してたTACは22時までだったので、大体18-22時+αの5時間ですね。

そして残りのバイトのない日は主に自習に使い、朝から夕方までもしくは午後から夜までで、休憩時間を除くと8時間程度だったと思います。

なのでトータルすると週に40時間程度ですが、いかがでしょうか。
これを多いと思うか少ないと思うかは人それぞれだと思いますが、個人的には私のような例が基礎期における必要最低限の勉強時間と思っております。
目指すは会計系最高資格である公認会計士なので、これくらいは覚悟すべき最低限ですよね。
これらを踏まえ、平日、休日にどんな過ごし方をしていたか、具体的に見ていきたいと思います。

平日の勉強内容

まず上述した通り、基礎期って授業ばかりですよね?
これがとにかく厄介なんですよ。次から次へと新しい内容が降ってきて、脳みそがパンクしそうになります。
なので、平日はとにかく授業に集中することを意識しました。
すなわち、計算であろうと理論であろうと分からない点はないように理解する、授業で分からなければすぐに質問し解決する、先生がポロッと言っていた重要性の濃淡までメモするなど、とにかく授業中に話された内容は全て理解するように努めました。

この時期に『理解できない論点がある』という状態は極めて危険です。
この時期に勉強する内容は上述のA論点であり、どこがどういう形で本試験に出てきてもおかしくないですし、受験生が確実にクリアしてくる内容だからです。
また、実はこの時期が1番苦しく、際限なく降りかかる授業のせいで復習の時間を取りにくく、『分かる』論点の復習のみで精一杯で、『分からない』論点は必ず後回しになるからです。

だからこそ、私は戦略的に現場の授業に集中しました。予習もしてません、する余裕がなかったからです。
一方で復習はとても大事にしました。
私は基本的に22時以降は勉強しない方針だったのですが、この時期だけは復習が間に合わなかったため、帰宅後0時ごろまで当日の授業の復習することもしばしばありました。

あと、頑張りすぎないことも大事です。
この時期は上述した通り、時間が足りなくて当然、復習が間に合わなくて当然です。みんなそうなんです。
そのため、授業は100%集中する、だけども復習時にその論点を多少忘れてても気にしないことが大事です。
そうしないと、次から次へとやってくる次の授業に集中できないからです。

最優先すべきは授業の理解。ここさえクリアしていれば、思い出すことはいつでも可能です。
とはいえ、忘れてしまった論点、気になりますよね?私はこれを『負債』と呼んでいます。
そしてこの平日時の『負債』を返済するのが休日です。

休日の勉強内容

上述した通り、休日では新たなことは学びません。
とにかく平日の負債を返済することが最優先。これさえクリアすれば1日の勉強時間は重要ではありません。
とはいえ、負債返済だけで最低8時間くらいはかかりますからね。

それに授業が進めば進むほど、復習範囲は加速度的に増えていきます。その週だけでなく、過去の論点も復習しないと意味がないからですね。
しかしこれまで学習した全範囲の復習はなかなか難しいので、現実的には理解度の乏しい論点を優先的に潰していくことになります。
この『理解度の乏しい』か否かを判断するためには、日頃の授業や平日内での復習が大事なんですね。
ここを怠ると、自分がどの論点が得意で、どれが苦手なのかを見失って、途方に暮れることになります。
大事なのは、自分の現在地を見失わないこと
ここさえ見失わなければ、休日で一気に負債を返済できます。
したがって、より重要なのは実は勉強時間の短い平日なんですよね。
休日はあくまでそのサブ。間に合わなかった復習を一気に行う時間。

休日はたっぷり時間があるので、ぜひ自習室などの集中できる環境で、気兼ねなく勉強できる幸せを感じ取ってください。

ここで1つ問題になるのが、時間がたっぷりある休日に、どの科目を復習するか?ではないでしょうか。
今回ご質問いただいた方も、ここが気になるとおっしゃっていました。

人それぞれスタイルがあるとは思いますし、その時の状況によると思いますが、私のパターンをご紹介します。

1科目集中?それとも満遍なく?

まず、この試験の基礎期に関しては、とにかく財務・管理の計算がコアです。
理論の暗記科目は、極論直前の暗記ゴリ押しで合格点くらいは狙えるが、計算はそうもいかないからです。
なので基本的には財務・管理の計算で不安な論点の復習が最優先となります。

ですが、私個人的には丸1日使える日には、全科目満遍なく復習することを心がけていました。
というのも、『エビングハウスの忘却曲線』をご存知でしょうか。
ドイツの心理学者であるヘルマン・エビングハウスが、人間の長期記憶について実施した研究結果なのですが、ググっていていただければより詳しい方たちの解説がありますのでここでの詳細なご説明は割愛させていただきます。

要するに、人は短期的に少しずつ復習していかないと記憶がリセットされてしまうというお話ですね。
これは私の経験則との一致していますし、かなり信憑性があると思っています。

私の場合、戦略的に授業に集中していました。せっかく授業で理解しても、完全に忘れてしまっては意味がないんですね、当たり前ですが。
なので忘れる前に簡単でいいので復習する。ここで重要なのは『簡単でいい』という概念です。
抽象的で曖昧ですよね。より具体的にお話すると、計算科目であれば計算ロジックを頭に思い浮かべるだけでいい、理論科目で言えば教科書の該当箇所を眺めるだけでいいといった感じです。
この辺りは感覚的で恐縮ですが、要するに自分が授業の内容を思い出せれば良いということです。
こうすることで時間的に、あるいは脳の負担的に最小限でやり過ぎすことが可能です。
もちろん自信のない論点、最重要論点については何度も手を動かし、何度も暗記し、テキストがすり減るまで勉強しなければなりませんが、当然時間的あるいは身体的制約が我々にはあります。無限に勉強することはできません。

なのでこうした『逃げの勉強』『守りの勉強』も大事なのです。
最低限避けるべきは、エビングハウスの実験で示された記憶の消失であり、それを避けるためには、1日に少しでも各科目を復習することが重要なのです。

以上より、私は必ず休日には全科目のテキストを予備校に持っていき(貧乏だったため予備校内のロッカーは借りられませんでした。。。)、パンパンに詰まった激重のリュックを背負っていました。

最後に

いかがでしたでしょうか。
基礎期における勉強のエッセンスは一通り記載できたと思います。
個人的には、何事も最初が最も難しいと思っています。仕事でも勉強でも。
なので実はこの基礎期が実は最も苦しく、過酷なはずなのですが、一部の人はこの基礎期にサボってしまいます。
そうするともう上級期では取り返しがつかなくなってしまうので、この時期は自らに鞭入れて踏ん張ってみてください!
次回は上級期におけるルーティンをご紹介いたします!
他のトピックについてもいつでも募集しておりますので、お気軽にInstagram等でご連絡ください!

ではまた次の機会に、Tschüss!

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