#5. 短答式試験で取るべき点数とは!?(監査論編)

公認会計士

GutenTag!メルヘン会計士のひろです!

今回はついに最後の科目ですね!公認会計士にとっての必須科目、「監査論」についてお話します!

そもそも監査論って何?

はい、まずここですよね(笑)

簿記や企業法とかってのは、まだなんとなくのイメージは付きますよね?

数字を使うんだろうな〜とか、なんかややこしそうだな〜とか。

でも監査論って全く分からなくないですか?(笑)
他の試験で聞いたことないですよね。

これ結論から言うと、就職後のお仕事の予習です!

以前お話しましたが、合格者の多くは「監査法人」(Big4も監査法人ですね!)というところに就職し、「監査」というお仕事をします。
もっと言うと「財務諸表監査」を行うのですが、その理論や制度、実務について学ぶ科目です。

なので結構実務的な話が多くて、まだ監査法人で働いたことのない受験生時代はなかなかイメージが付きにくいんですよね。

ちなみに僕も苦手でした…。ですが、実際に監査法人で働き出すと分かります。

監査論、めーっちゃ大事です!!

特に監査法人で長く働いて出世していきたいビジョンをお持ちの方は、ぜひこの科目を頑張ってください!

ちなみに会計士試験合格後の修了考査でも当然出題されますし、何より実務に入った時周りに差を付けられると思います!(本格的に勉強するのは実務に入ってからで十分というお話も耳にしますが、少なくとも監査論で学べる「会計士マインド」は早めに身につけておいた方が良いです!)

監査論対策とは?

では実際の勉強方法についてお話していきます!

まずこの科目って短答と論文で全くイメージが違うんですよね。

論文式だと、試験中に「基準集」というものが配布されてそれを参照出来ます。
なのでやはり企業法同様制度趣旨をどこまで正確にかつ深く理解しているか、ということが重要になってきます。かつこの科目の論文試験は、現場で考えさせる問題が多いですね。なので知識丸暗記が通用しなかったりする。

一方で今回のテーマは短答対策です。

これ結論から言うと、問題集ベースで勉強する!です。

もちろんテキストや監査基準、監基法(監査基準委員会報告書)もとても大事です。
なんせ本試験問題のソースですからね。

ですが、正直それら全てをカバーできるほど、この試験の他科目は甘くないんですよね。

財務管理の計算の復習やポケット六法をめくっているうちに、あっという間に夜になってしまうんです。あまり監査の勉強時間を取れない。だけど論文を見据えてきちんと理解したい。

こうした葛藤が生まれる科目です(笑)

なのであくまで個人的にはですが、企業法と違ってこの科目は、短答時代にある程度割り切ることが大事かなと思っています。

つまり短答時代は最重要事項のみきちんと理解する。
予備校がAランクとしているような論点・制度ですね。

それ以外については暗記重視で勉強し、論文の時期に改めて知識を整理する。

僕はこうしてました。

というのもこの科目の短答問題って、引っ掛けパターンがある程度決まっているんですね。

「監査人」と「経営者」が入れ替わってるとか、「必ず〜しなければならない」とか断定している選択肢は怪しいとか。

もちろん制度趣旨や内容をきちんと理解していれば正答できるのですが、なかなかそこまでの勉強時間を捻出するのが難しいと言う受験生も多いのではないでしょうか?(余裕があると言う方はもちろんそのまま勉強を進めてください!先ほども言ったようにその方が論文や実務で役立つので!)

なので最もコスパ良く短答の監査論を突破するには、過去問や問題集をベースにアウトプットを通じてインプットも行い、同時に「ひっかけポイント」に慣れることが大事かなと思います。

そんで実際に僕がやっていた勉強方法ですが、

問題集の選択肢の誤っている箇所を直接赤ペンで修正してました。

例えば「必ず〜しなければならない」という選択肢で、「必ず」という文言が言い過ぎで誤っているという場合、

「必ず」の箇所に赤く斜線を引いてしまう。

そして復習時には「赤シート」を使って自分で加筆した修正が見えないようにするんです。

その上で各選択肢のどこが間違っているのかこの文章のどの箇所がどのように修正されれば正しい答えになるのか、問題を解く度に声に出す。これが大事ですね。

このサイクルを効率的に回すためにも、問題集の選択肢に直接加工をしてしまうのはオススメです!
(いちいち回答ページを見にいかなくていいですからね!勉強にはコンマ数秒の効率が大事!)

監査論で取得するべき点数は?

さて、では結局監査論では何点取れば良いのか?

もう言っちゃいますが、ズバリ70点です!

もう4回目なので早いですね(笑)

というのもここまで財務で120点、管理で55〜60点、そして企業では75を目指そうと結論付けました。

そして近年の難化傾向では、320点取れば合格圏内濃厚。
(2023年7月追記)
直近の傾向では合格ボーダーが7割前後に戻りつつあるので、350点を取りたいですね。
ですが財務で140点取れれば、他の科目は据え置きでもボーダーラインに乗ると考えます。
結局この試験は財務会計のスコアに左右される試験ですね。

したがって監査論はやはり70点以上です。

そしてこれくらいの点数であれば、僕が言った問題集ベースの方法でも十分狙えます!
というより僕は短答本試験で監査は80点取っているので、かなり余裕はあると思います。

ちなみに僕の本試験点数は、財務112、管理70、企業70、監査80の合計332点でした。
合格ボーダーは確か315だったので、まぁまぁギリギリですね(財務が計算外だった…)。

まとめ

以上4回の記事を通じて短答試験で取得するべき点数を紹介しました。

もちろん実際の本試験の難易度によって合格ボーダーは変動しますので、この点数を取れば必ず短答試験に合格できるというものではないです。

ですが常に本試験の点数をイメージすることはめちゃくちゃ重要です。

500点のうち、どの科目で何点取って、全体で何点取るのか。
どの科目で貯金して、どの科目の借金を補うのか。

答練や模試を受ける際はもちろん、普段の勉強から常に意識することが大事!

ではまた次回お会いしましょう!チュース!

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