#17.【公認会計士の就活】28歳職歴なしで合格の私が感じた正直な感想

公認会計士

Hallo, guten Tag!

今回は2019年に28歳職歴なしの状態で合格した私の就職活動を通じ、会計士業界(主に監査法人)の就職に年齢的ハンディはあるのかについてお話しようと思います。
なおどうしても私の経験でしかお話できないため、今回は28歳前後の方対象としてご覧頂けると幸いです。

年齢によって就活が不利になるか?

いきなり本題ですが、これはYesでもありNoでもあります。
まず、年齢が上がるにつれて、その方個人の経験やストーリーが求められるのは当然ですよね。
こればっかりは採用者側を責めるわけにはいきません。当たり前なんです。
そういう意味ではYes。

では必ず正社員としてのキャリアが求められてるかというと、私個人的にはそうではないと思っています。
そう意味ではNoです。

最終的には、なぜ公認会計士を目指したか、公認会計士としてどんなキャリアを描いているのか
この2点に明確に答えることが出来れば、就活で苦労することはほぼないのではないかと感じています。

例えば私のストーリーは下記の通りです。

①大学卒業後、ドイツに行って英語、ドイツ語を学ぶ。
②しかし外国語のみ習得しても、その他専門領域がないとせっかくのスキルを活用できない。
③なのでアルバイトしながら試験勉強を頑張った。合格後は監査法人で会計監査の基礎を学び、私の外国語を役立てたい。
④私は過去に正社員経験はなく、すでに28歳になってしまったが、新人として1から頑張りたい。

こんな感じでした。

そしてこの①②は何でも良いんだと思うんですよね。
仮にその間引きこもりだったとします
であれば下記のようになるのではないかと思います。

①自分は大学卒業後、就職活動に失敗し自信を無くした結果、引きこもりになってしまった。
②でもこのままではダメだと思い、一念発起して予備校代の70万円だけは頑張ってバイトで稼ぎ、予備校に通った。
③試験期間は苦しかったが、実家だったので生活費はかからなかった。
④私に正社員経験はないが、ここまで支えてくれた家族に恩返ししたい為、心機一転御社で頑張りたい。

公認会計士の論文式試験に合格されるような方ですよね?
きっと何か熱い想いがあるのではないかと思います。
なのでそれを正直にお伝えすることだけで十分魅力的なストーリーになると思います。

ここでNGなのは嘘を吐くことですね。
空白期間が恥ずかしいので職歴を偽るとか、TOEICの点数を盛るとか、そういったことは絶対NGです。
監査論でも職業倫理を勉強されると思いますが、誠実性が命の職業なのでね。
逆に言えばどんな人生だろうと、正直に面接官の方にお伝えすることが大事と思います。
公認会計士の論文式試験が大変なことは面接官も経験者なのでよく分かっています。
並大抵の努力ではないことも分かってくださっています。
なのでご自分の弱みも含めて、正直にお伝えしてみてください。

それに加えて、ご希望の監査法人特有の志望理由が話せれば、年齢的なハンディは全くないと思います。

出世に影響するか?

これは就活時以上に関係ないと思います。
各監査法人にそれぞれ出世の要件があると思うのですが、それを満たせば入社時の年齢は全く関係ありません。
もちろんすでに職歴があり、修了考査を短縮して合格されている方や、仕事の評価が飛び抜けて高い方が1−2年早く出世されるケースはあるかもしれませんが、
それはその方が優秀でより早く出世要件を満たしただけなので、年齢によるハンディでも何でもないですね。

今お勉強されている方は、全く心配なくて大丈夫です。

研修時にハブられそう。。。

これは上記2つよりももっとリアルな悩みですが、確かに気になりますよね。
でもこれも全く気にしなくて大丈夫ですよ。
まず全ての監査法人がそうかは分からないのですが、基本的に既卒組と学生合格組で研修のタイミングは違います。
私の時もそうでした。
なので私は既卒組で研修し、周りは最年少で23歳、最年長では35歳以上の方もいらっしゃいました。
もちろん皆さんご年齢が上の方は前職のある立派な方でしたが、そもそも皆さん周りの過去に興味などありません
話として盛り上がるのは試験合格に至るまでの苦労話など受験時代の話や、どんな部署に配属希望なのかなどの将来の話です。

周囲の人間の過去を掘り下げて、それを理由に仲間外れにしたりするような幼稚な人はいませんし、仮にいたとしたらその人が孤立するだけです。
なので全く気にする必要ありませんね。ネガティブにならず、自信を持って研修を受けてください。

むしろ周りは大学時代に受かってそのまま新卒で入所する方が多い中、面白いじゃないですか。変な人生。
その成り上がりストーリーをぜひ武器にしてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

やはり年齢というものはどうしても気にしてしまうものですが、監査法人就活の最優先事項は「論文式試験合格」これのみです。
とにかく受かってしまえば何も問題ないです。

一方で年齢が上がるほど試験不合格時のリスクヘッジが難しくなるのも事実なので、受験時代は悩みが尽きない試験ですね。。。

ではまた次回まで。Bis bald!

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