Hallo, guten Tag!
最近は日本の公認会計士だけでなく、USCPAも予備校の広告やYouTuberの影響で有名になってきました。
なので何となく公認会計士って仕事が気になるなぁ、目指してみよっかなぁって方もいらっしゃると思うのですが、実際に予備校にお金を振り込むのって勇気がいりませんか?学費も高いですし。
公認会計士を志してから、実際に予備校に入金するまでの間に、一体どういったことを考えていたのか、どう行動していたのかをもっと知りたいという方もいらっしゃるかと思います。
なので今回は私自身が公認会計士を志してから、実際にTACに通うようになるまでのお話をさせて頂きます。
公認会計士を志す(2017年3月 27歳)
まず私は2017年3月にドイツから帰国しました。
自分は大学卒業後、国内でお金貯めてドイツ行ってたので、大前提として職歴なしでした。
この辺りも、20代後半から会計士を目指される方にとっては、自分はタイミングが遅くないかな?2年後に合格しても就職できるかな?とか色々と疑問点はあると思うのですが、また別の機会にお話いたします。
私はまず何かの専門家になりたいと思いました。
というのもドイツで弁護士の方や医者の方、エンジニアの方に出会い、専門領域がありながらそれに加えて語学力を研鑽されている方が多くいらっしゃることに感銘を受けたからです。
私も英語やドイツ語は話せるけれども、それを活かす専門領域がないことを悔やみました。
とはいえ悔やんでいてもスキルは付かないので、何か目指したいなと思っていたところ、現地の求人で税理士法人の求人があったことをふと思い出したのです。
「そうか、公認会計士を取れば税理士にもなれるらしいぞ。そうすればドイツで働けるかもしれない。」
これが、私が公認会計士を志したスタートでした。
決めたら即行動が私の性格なので、ひとまず公認会計士と税理士の講座のパンフレット(TAC)を取り寄せて、両者を比較しました。
合格体験記等を読んでも、税理士は長期戦、公認会計士は短期戦(それでも2−3年かかるので短期とは嘘ですが。。。)と書いており、27歳だった私は可能な限り早く資格を取りたいと思い、会計士を選びました。
なぜTACなのかは正直理由はありません。
CPAを知らないほど会計士業界について無知でしたし、確か当時は大原より多少安かったとか、それくらいの理由でした。正直どこでも良かったです。
そしてパンフレットを読むと、講座の開始が4月からスタート、その金額が70万円前後であることも知れたので、ひとまずアルバイトに申し込み、4月からとあるレストランで働くことになったのです。
しかし当然4月には入金が間に合わなかったので、結果として8月から通うことになります。
それは4〜7月は簿記3級や2級の内容の授業のみで、それらを省略することで8月からの参加が可能だからでした。
とはいえ私は今まで簿記なんてやったことなくて、借方貸方すら分からない人間だったのでまずはそのレベルから講義を受けたかったのですが、お金がないのだから仕方ない、それは独学でやろうと決めました。
てなわけで私は4〜7月の間はアルバイトでお金を貯めつつ、同時に簿記3級&2級の勉強をこなす日々が始まります。
そしてまずは7月に簿記2級に合格することを志しました。
アルバイト&簿記(3級,2級)勉強時代(2017年4月〜7月)
この時期は結構きつかったですね。
まず、学費の70万円を用意しなければならなかったので、アルバイトは週に5-6回フルタイムで入れてました。
なのでこの時期の収入は月に25~30万円くらいでしたね。その中で簿記の勉強もしなければいけなかったので、体力的には苦しかったのを覚えています。
でもまぁ春〜初夏で暖かかったですし、ドラクエ11も発売されたし(?)、人生を突き進んでる感じもあって意外と楽しかったですね。
ちなみに私の当時の住まいですが、何と友人とシェアハウスし、月2万円という破格の値段で住まわせてもらってました。
彼がいなければ私の合格はありえませんでしたので、感謝してもしきれませんね。ありがとう、T君。
ざっくりで恐縮ですが、この4ヶ月での収入と勉強時間の目安が下記の通りです。
・4月:25−30万円(勉強は週に1−2回の休日のみ=10時間/週くらい)
・5月:25−30万円(勉強は週に1−2回の休日のみ=10時間/週くらい)
・6月:16万円(勉強は週に2-3回の休日&バイト後の数時間=25時間/週くらい)
・7月:25万円(簿記2級受験)
6月は流石に簿記2級対策が進まなすぎて、アルバイトは抑えました。
4月が簿記3級テキストで、5-6月が簿記2級テキストを勉強してましたね。
ちなみに使っていたテキストはこちらです。
どうですかね。
今ちょっとググったら、一般的に初心者が目指すと簿記3級が100時間、2級が350-500時間が目安と書かれてますね。
上に書いた勉強時間だと200時間弱で簿記2級を受けたことになるので、結構無謀だったんですね。
いずれにしてもしゃかりきにバイトしつつ、合間に勉強するという生活を続けてました。
簿記2級試験結果とその後(2017年7月〜)
そして気になる試験結果は、、、「不合格」!!
いやぁ、先程の勉強時間の目安、参考になりますね〜。
普通に落ちたんですよね。確かギリギリ不合格だったような覚えもありますが、少しショックでした。
公認会計士を目指すのに簿記2級に落ちるとは。。。
でもすぐに立ち直りました。というのも私が目指すのはあくまで公認会計士であり、簿記2級ではなかったからです。
簿記2級を受けた目的はあくまで4−7月の授業を省略し独学するため、そして簿記への適性を確認するためであり、合格ではなかったからですね。
この数ヶ月簿記を勉強してみて、そんなに苦手じゃないなという実感がありました。
なので簿記2級に落ちたにもかかわらず、自信を持ってTACにお金を振り込み、8月から授業を受け始めたわけです。
(結局生活費も必要だったので、学費は前期と後期の分割にしましたが。。。)
以降、アルバイトを続けつつ勉強し、2018年12月短答式試験、2019年8月の論文式試験にそれぞれ一発合格しています。
TACの授業が始まって以降の勉強方法等については、個別にご質問頂けると幸いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
金銭面に関するところは人によってそれぞれと思いますが、簿記への適性を確かめるという意味では、公認会計士を目指す方はまずは簿記2級取得を目指されてはいかがでしょうか。
お金に余裕がなければ私みたいに市販のテキストで独学でも良いですし、そうでなければ簿記の講座を受講することも良いと思います。
人には必ず向き不向きがありますので、簿記がどうしても無理だ、吐き気がしちゃうという方は公認会計士には向いてないと思われます。
逆に、簿記そんなに嫌じゃないな、好きでもないけど。くらいであれば公認会計士合格の素養はあるとご判断頂いて良いと思いますね。
ではまた次回まで、bis bald!
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