Guten Tag!メルヘン会計士のひろです!
今回は公認会計士を目指したいけれど、簿記なんてやったことないし、いきなり予備校に70万円も払うのは不安…って方へ向けて、まずは何をすべきかを僕自身の経験も踏まえてお話いたします!
では今回もLos geht’s!
簿記2級を目指してみる!
公認会計士試験には簿記(財務会計・管理会計)以外にも様々な試験科目がありますが、結局合否を分けるのは簿記です。
試験の配点が大きいですし、結果が出るまでに時間がかかる科目です。
そうすると自然と簿記の勉強時間を多く取らないといけない。
そんななか簿記をつまらないと感じてしまうと、そもそも勉強のモチベを保てません。
ここで大事なのは決して簿記のセンスが必要と言っているわけではありません(そもそも簿記のセンス抜群で簿記の勉強大好き!って方は超少数の変態です笑)。
ただ、簿記の勉強が苦痛で苦痛でしょうがない!って方は公認会計士試験は難しいかなとも思います。
なのでそこを見極めるために、まずは『簿記2級』を目指してみましょう!
この簿記2級って一昔前は3ヶ月で受かるなんて言われていましたが、今は連結会計をはじめ試験範囲がめちゃくちゃ広くなっているんですね。
その背景としては簿記1級との難易度の差を縮めようという趣旨があるようですが、とりあえず言えるのは今の簿記2級は決して甘いものではなく、この試験に合格することができれば、少なくとも”簿記アレルギー”ではないことが証明されます。
なので公認会計士試験を目指したいけれど、いきなり予備校に通うのは不安という方は、まず簿記2級取得を目指して走り出しましょう!
独学でいける?予備校に通うべき?
上述した通り、簿記2級は以前よりも難易度が上がっています。
少し前までは初学者が独学で3ヶ月もあれば合格できる、なんて言われていましたが、近年の試験ではなかなか難しいかなと思います。
とはいえ予備校に通うほどかと言われると、僕は不要と思っています。
というのも、簿記試験というのは国内でとても人気のある資格で、そういう試験っていうのは必ず良いテキストがたくさん売っています。
人気資格⇨受験者がたくさんいる⇨多くの予備校が市販のテキストを販売する⇨本屋にクオリティの高いテキストが並ぶ!
こういうことですね。なので予備校に通う必要はなく、独学で全く問題ないと思います。
特にこのブログを読んでくださっている方は簿記2級合格が目的ではなく、公認会計士への適性が知りたいという方が多いですよね?
というわけで、なるべくコストをかけずにやっていきましょう!
そして先ほど独学3ヶ月は厳しいと言いましたが、あえて3ヶ月後に試験を受けてみましょう!
その理由としては、まず適正を見るためだけにダラダラ時間を使うのはもったいないということ、そしてあえて厳しいスケジュールで臨むことで、合格した際により大きな自信を手に入れるためです。
このブログでは何度も言っていますが、自信というのは本当に麻薬みたいなもんです(笑)
簿記2級に独学で、しかも3ヶ月で受かった!これは会計士にも受かるに違いない!
こういう勘違い(?)をしたまま走り抜けることが超重要です。
簿記2級独学にオススメのテキスト
これはなかなかお答えが難しく、、というのも僕は1つのシリーズしか使っていないからですね。
僕が使っていたのは『スッキリわかるシリーズ(TAC出版)』でした。
特段こだわりはなかったのですが、TACという予備校が有名なのは知っていましたし、なんかAmazonのレビューも良かったしで適当に選びました(笑)
ですが結果としてすごく良いテキストでしたよ。
まずはシリーズの3級(下記参照)から始めたのですが、もともと法学部出身で簿記なんて1ミリも知らなかった僕でも理解できるくらい、図解やイラストを使って「借方/貸方」の意味から丁寧に解説されています。
この3級テキストで簿記の基礎の基礎を学びます。
ちなみにこれはテキスト/問題集一体型なので、この1冊でインプットとアウトプット両方できますね。
簿記というのは極論「自分で仕訳が切れるか」で全てが決まりますから、インプットだけでなく、その都度アウトプットすることが重要です。
そういう意味でもこのテキストは良かったですね。
そしてこのテキストをサラッと終えたら(サラッとで大丈夫です。次のステージである2級テキストでわからないことがあったら、再度このテキストに戻って来れば良いだけなので。目安は大体14日間ですかね?勉強はある程度のスピード感が大事ですよ!)、次は2級のテキストです。
「あれ、2冊あんの?」と思われたかもしれませんが、簿記2級になると「商業簿記」と「工業簿記」の2つが試験範囲になります。
そしてこの商業簿記、工業簿記が、公認会計士試験でいうところのそれぞれ「財務会計」、「管理会計」なわけなんですね。
これも3級と構成は同じですので、テキストをインプットし、付属の問題集でアウトプットする。
それの繰り返しです。
この2冊のテキストでわからない問題はなくなるほど復習する。
ボリュームも多いですし、3級テキストと違い、網羅的に腰を据えて勉強する必要がありますので、目安は大体45日くらいですかね。これでもかなり厳しいスケジュール感だと思いますが頑張りましょう!
そのレベルまで来たらいよいよ過去問です。
過去問はあまり議論がないのかなと思っております。
↑これです!またTAC出版ですね(笑)
別に僕はTACの回し者ではないのですが、本試験12回分というボリュームや丁寧な解説は本当に素晴らしく、残り30日間は本書で本試験出題形式に慣れつつ、わからない問題は再度テキストに戻って復習しましょう。
この問題集をそつなくこなせるレベルになれば、簿記2級本試験は恐るるに足らないという感じです!
ラストスパート頑張りましょう!
ちなみに過去問はこれ一択かなと思うのですが、テキストは他の選択肢もあると思います。
有名なのは「みんなが欲しかったシリーズ」「合格テキストよくわかる簿記シリーズ」などですね。
結局全てTAC出版です(笑) まぁそれくらいTACが老舗ってことですかね!
テキストに関しては、この辺の定番本を自分の目で実際に見ながら、ビビッと来たやつをお選びください!
僕の合否は?
僕は上述した通りのスケジュールで簿記2級を受験いたしました。
さて、その結果は、、、『不合格』!!!
なんと普通に落ちました(笑)
ですがその時僕はこう思ったんですね。
「どうせ2年後公認会計士に受かる俺に、簿記2級なんて必要ない」
今思うと負け惜しみがえぐい(笑)
ですが結果として僕は2年後、公認会計士試験、短答・論文ともに一発で合格しています。
安心してください、簿記2級に落ちても公認会計士は受かります(笑)
不合格だった僕がなぜそこまで落ち込まなかったかというと、目的は合格ではなく、「簿記への適正を見極めること」だったからです。
試験には落ちたものの、自分の中では確かな手応えがあったわけですね。
少なくともそんなに嫌いじゃないかも?と思えたわけです。
これならば公認会計士試験にも挑戦できるぞと。
皆さんもまずは「簿記への適正」を見極めるために、まずは簿記2級に挑戦してみてください!
ではまた次回お会いしましょう!チュース!
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