Guten Tag!メルヘン会計士のひろです!
今回は頂いたご質問にお答えしていきたいと思います!
まずは公認会計士を目指す上で、独学は可能?資格予備校って?についてお話します!
では今回もLos geht’s!
独学は可能?
結論から言いますと、かなり難しいと思います。
一般論で恐縮ですが、受験生のほとんどが予備校に通いながら、日々努力を続けています。
にもかかわらずそのうちの9割が、残念ながら合格出来ずに涙を飲んでいるのが現実です。
そう考えると、そもそも予備校に通わないという選択を取ること自体が、かなりリスキーかなと思います。
もちろん独学で合格という例がないわけではないですが、かなり特殊な例で、個人的にはあまり参考にならないかなと(ごく一部の天才・変態のみです笑)
僕自身も最大手予備校の1つ『TAC』で2年間勉強して合格しているので、当ブログでは予備校に通う前提で話をしております。
ここからは予備校に通うべき理由をお伝えしますね!
効率的に勉強できる!
このブログでは何回か言っておりますが、公認会計士試験の最大の特徴はその試験範囲の広さです。
なのでいわゆるセンスというよりは、「地道な努力の積み重ね」が要求されます。
一つ一つの問題は決して超難問ではない。ただ全ての論点を幅広く網羅することが難しい。
そうすると重要になってくるのは、瑣末な論点は浅く、大事な論点は深く重点的に勉強することで、効率性を追求することです。
独学だとここの感覚を掴むのがなかなか難しいんですよね。
もちろん市販のテキストやメルカリなどで購入した中古のテキストでも「重要度ランク」は記載されておりますが、最新の傾向とは乖離している可能性もありますし、何より予備校講師から直接重要度を聞けると安心感が違います。
「ここの論点は程々でいいな、代わりにこないだやった重要論点を復習しとこう。」
こういう判断を常に求められるのが公認会計士試験です。
(実はこれって監査論でいうところの「リスクアプローチ」ってやつで、実務でも非常に重要なマインドです!)
あと効率性という意味では、分からない問題を講師にすぐ質問できるというのも大きいですね。
この試験勉強では、分からない問題で悩んでる時間的余裕はありません。
自分で考えても理解できない論点にぶち当たった時は、以下2つの対応のどちらかを選択するしかありません。
①思い切ってその論点を捨てる
②理解できるまで講師に質問する
どちらを選ぶにしろ、講師に相談し、プロの判断を仰ぐ必要があるんですよね。
(①の場合でも、捨てて良い論点かどうかの判断を自分だけで行うのは危険ですから。)
予備校講師というのは会計士試験のプロです。
当選最新の出題傾向を熟知しているし、質問すれば理解できるまで何度も解説してくれます。
ぜひ予備校に通って講師を使い倒しましょう!
自分の成績を客観的に把握できる!
現時点での自分の学力が、ライバル達の中でどこに位置するのかを理解するというのは非常に重要なことです。
というのもこれが分からないと勉強のモチベーションが継続できないからですね。
クラスで上位⇨よし!順調だ、このままの調子で頑張ろう!
クラスで下位⇨くそー!このままじゃダメだ、もっと頑張ろう!
こんな感じです。結果がどうであれ、もっと頑張ろう!と思えれば良いんです。
その点、予備校に通っていると「答案練習」の結果が返却され、そこには予備校全体での自分の順位及び偏差値が記載されています。
全国模試と違って、答案練習は直前期には月1回位のペースで行われるため、より正確に自分の成績の推移が分かりますし、大手予備校であれば予備校生の母数も多いので、その偏差値の信憑性もかなり高いです。
最低でも2年間続く長丁場の勝負では、そうした日々の成績を逐一理解し、どうすれば上位に上がれるのかを常に意識し続けることが大事です!
勉強のモチベーションを保てずに途中で諦めてしまう人も多いですので、ぜひここを意識して頑張ってみてください!
勉強する場を与えてくれる!
いきなりですが、皆さんはお家で勉強できますか?ちなみに僕はできないタイプです(笑)
家だと誘惑も多いですし、何より周りのライバルがどれくらい勉強しているかも見えないんですよね。
もちろん勉強時間が全てではないのですが、予備校にいるとライバルがどれくらい努力しているかが一目瞭然です。
そういう人を目の当たりにすると、自分も負けてられないな!と思えるわけですね!
ちなみに僕の経験則ですと、僕より朝早く予備校に来て、僕より夜遅く帰っていた人はみんな成績優秀でしたし、僕の知っている限りだと全員現役で合格しています。(もちろん中には予備校にいるだけで1日中喋ってる人もいましたが、当然のように不合格でしたね…やはり甘くない世界です。)
そういう意味で、周りを意識しながら(し過ぎるのも良くないですが…)勉強できる予備校の自習室という環境は、確実にモチベーションアップに貢献します。誘惑も少ないので勉強に集中できますしね!
ただ予備校の休憩室等でお喋りし過ぎるのだけは気を付けてくださいね!
余談ですが僕には予備校に友人がいなかったので、お喋りする相手がいませんでした(笑)
コロナ禍では予備校の自習室を自由に利用することが制限されており、今まで以上に苦しい環境ではないかと思料しています。
家にこもって1人で勉強することは非常につらく精神的にも疲弊してしまいますが、時々散歩したり誰かと電話したりしつつ、ストレスを抱えすぎないように気を付けてください!
まとめ
以上予備校に通うべき3つの理由に共通するのは、「モチベーション」の維持・向上です。
・あまりに広い試験範囲に絶望⇨モチベダウン
・自分の偏差値が分からない⇨モチベダウン
・家では集中できない⇨モチベダウン
これらを解消するためには、予備校に通うことが1番だと思います!
ちなみに予備校に通うデメリットですが、お金がかかるという1点のみですかね。
でもまぁこれも70万円程度なので、自力で用意するのが不可能な数字ではないですし、本気で会計士合格を目指すのであればこの程度の金額で悩んでいる場合ではないと個人的には思います。
合格後に稼げる金額、あるいは合格後に広がる可能性(個人的にはこっちが嬉しい!)を考えれば、70万円なんて安いもんですよね。
最初にも言いましたが、独学合格を完全否定するわけではありません。
ですが僕みたいな凡人には不可能なので、当ブログでは予備校を頼ることを推薦しています。
ちなみに受験生の中には複数の予備校に通っている方がいます。
こちらについても詳細は別の機会にお話したいのですが、結論から言うと止めた方が良いです。複数の講義・答練をこなす時間的余裕はないですからね。
あとは通うべき予備校ですが、TAC、大原、CPAなどの大手予備校であればどこでも良いと思っています。講師の性格・教え方が自分に合う合わないはあるにせよ、メソッドやテキスト内容そのものに大きな差はありませんので。
重要なのはどこに通うかではなく、どれだけ予備校の言った通りに勉強できるか、です。
言われた通りにやってれば合格出来ますが、この「言われた通り」のレベルが非常に高く、多くの方が当初のモチベを保てずに挫折します。
なので本気で会計士合格を目指す方は、当記事内容に留意してモチベーションを維持・向上を意識してみてください!
誰もがまずは各予備校に資料請求するところから始まります!頑張りましょー!
ではまた次回お会いしましょう!チュース!
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