【公認会計士試験】1日の勉強ルーティン【上級期編】

公認会計士

Hallo, guten Tag!
公認会計士のHiroです!
今回は前回の続編、公認会計士試験における上級期の勉強ルーティンについて書いていきます。
では、Los geht’s!

”上級期”の定義

前回も記載しましたが、ここでいう『上級期』とは何なのかをまずは定義します。
基礎期の定義が『各科目の基礎授業を1週している期間
ということで、上級期の定義は自動的に『基礎期の後〜試験本番まで』となります。
いささか雑感がありますが、まぁ正直やることは変わらないのでこの区分けでいきましょう。
もう少し噛み砕くと、試験頻出であるA論点の授業を終え、B〜C論点の授業+各種答練を受けている時期です!

1日の勉強時間

これくらいの時期から、僕はバイトのシフトを少し減らしましたね。
週4〜5日→週3〜4日へ。それ以外は基本的に基礎期と同じ。
そして短答式試験、論文式試験ともに直前30日はお休みをもらって勉強に集中。

なのでルーティンという意味では、バイト日は4〜5時間、休みの日は9〜10時間。

週の勉強時間は50時間前後といったところでしょうか。
勉強時間は基礎期とあまり変わらないっすよね?
少し増えましたが、止めどなく降り注ぐ新論点の雨は減りますし、意外と勉強時間はこんなもんで大丈夫と思っています。

平日の勉強内容

上級期に入ったとはいえ、まだまだ授業はありますよね。
頻出とは言えない、でも本試験に出る可能性は全然あるという微妙な論点。
僕個人がどう思っていたかというと、こうです。

とはいえ、予備校のカリキュラムに入っている論点は網羅しよう

なのでこの時期も、授業についてはフル集中で臨みました。
ただ復習時には重要性に濃淡つけてましたけどね。
我々に課せられた身体的、時間的制約から、こうした重要性に応じたアプローチは必ず必要になると思います。
でも1つの論点を完全に捨てることは推奨されない。本試験にめちゃくちゃ優しい問題として出る可能性を拭い切れないからです。

そのリスクヘッジのために重要なのは、授業である程度、というより可能な限り完璧に、例題レベルは最低限理解することです。
そうすれば後から思い出すことは可能ですし、万が一本試験に問題が出たとしても難易度が低ければ対応可能ですから。
(瑣末論点かつ難問は、迷うことなく捨てる!)

というわけで、授業がある日にはそこに集中。
授業がない日は後述する休日と同じく、復習に集中ということになります。

休日の勉強内容

前回書いた基礎期のお話で、休日の勉強は『勉強負債の返済』と記載しましたが、上級期でもそれは変わりません。
ただ、上級期ではその負債がたんまり溜まっているということです。
あれ?おかしくないですか?基礎期にコツコツ返済していたのに、なぜ溜まっちゃう?
ここが肝でして、基礎期にあれだけ返済しても溜まるもんなんですよ
逆に言えば基礎期にサボってたらもうどうにもならないほど借金まみれになってしまう。債務超過で倒産です。

我々はなんとしてもそれを避けねばなりません。なので基礎期は踏ん張りましょう。
さて、基礎期頑張ったのにこんなに負債が残ってる。
財務会計のあの論点、管理会計のあの論点、企業法の、、、など挙げればキリがない。
でもみんなそうです。だって試験範囲がめちゃくちゃ広いんですから。
基礎期の復習だけじゃとても間に合いません。
なので上級期でもひたすら返済していきます。

でもここで朗報なのは、基礎期に比べれば授業が減ることなんですよね。
つまり新規に覚えるべき内容は少しだけ減る。
さらにこの時期は各予備校、答練と呼ばれる校内試験が始まる。

この答練をぜひリアルタイムで受けてほしいです。

いやまぁ別にリアルタイムでなくてもいいんですが、要するにサボらないでほしいという意味なんですね。
人間というものは、自分のペースでやると自動的にサボってしまうようにプログラムされているもので、1番サボらないのに適しているのは実際に予備校に行ってリアルタイムで受けることですよね。
通信の方は工夫が必要で、届いたらすぐやるとか、答練だけは図書館でやるとか。

まぁサボらなければ何でも良いです。
そしてなぜ答練が大事かというと結果ではなくて、自分の現在地を知るためなんですね。
基礎期でもそうですが、試験とか勝負というものは結局これに尽きると思います。
自分の現在地を見失う、もしくは見誤った時点で合格から大きく遠ざかります。

そしてこの答練というものは、現在地を探るのに最適なものでして、まず

自分の得意、苦手な論点がわかる

そして
偏差値が出るので、自分が同世代の中でどこに位置しているかが概ねわかる

なので上級期の休日は、基本的にはこの答練の復習+苦手論点はテキストに戻って再復習、になると思います。
これを愚直に繰り返すことで、合格に足る基礎力は十分養えます。

そして前回も記載しましたが、科目に関しては、自分は1日に全科目勉強するタイプでした。
特に科目数の少ない短答時期はなおさらですね。論文はさすがに時間的に全科目勉強は難しいですが、それでも可能な限り多くの科目に触れてました。その理由は前回の記事をご参照ください。
https://maerchen-cpa.com/【公認会計士試験】1日の勉強ルーティン【基礎期/

おわりに

ご説明した通り、基本的なことは基礎期も上級期も大きく変わりません。
重要なことは授業をしっかり理解し、その後は負債を返済。これを愚直に繰り返す。
そのためには1日12時間以上とかいう勉強時間は不要であり(直前の追い込み期は例外)、毎日のコンスタントな勉強がより重要なんですね。

ではまた次回まで!Tschüss!

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